カリグラフィーとはギリシャ語で「美しい書き物」という意味で、文字を美しく見せるための手法を指します。言わば、飾り文字です。
特にヨーロッパでは古くからグリーティングカードや表札など、日常生活のあらゆる場面に溶け込んでいました。最近では、日本でも趣味として習う方が増えてきたように感じます。
私は中学校・高校の6年間、カリグラフィー部に所属しておりました。
入部の動機は「珍しい!おばあちゃんになっても出来る!」といった単純なものだったのですが、この部活に所属したことは今振り返っても全く後悔のない決断でした。アルバイトではメニュー表を書かせていただいたり、友人へのお祝いのカードも自作することができました。
文字が人に与える印象というものは非常に大きく、読み手に様々なことを考察させます。これは日本の就職活動で手書きの履歴書が重要視されることにも共通するように、文字には思いや個性が必ず出るからだと思います。
スマートフォンの普及により、手紙やカードを書く機会は年々少なくなりました。私自身も同じくです。しかし、こんな世の中だからこそ、何か特別な日には手紙やカードに思いをしたためるのもいいのではないでしょうか。

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