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パラリーガルコラム
心温まる親子の姿
2019.09.21
事故・傷害部の楊と申します。
私は7月から東京事務所で勤務しております。
出勤する道すがら、最近ある親子を見かけるようになりました。その親子の存在を知るきっかけになったのが、大きな音でした。大きな音のする方へ目を向けると、車椅子に乗る30代かと思われる息子さんが障がい者支援センターの送迎車への乗車を嫌がり、車椅子を押している父親に対して駄々をこねていました。しかし、父親は終始優しい笑顔で息子さんに接していました。この光景を目にした日から、毎日思わず親子の姿を探すようになりました。
ある大雨の日には、傘をさす父親の背中がびっしょりと濡れているのに反して、息子さんは服に数滴の水が落ちているだけでした。
息子が雨に濡れないよう車椅子を押しながら懸命に傘をさす父親の大きく、偉大な愛に深く心を打たれました。
息子さんと接している父親の姿は、笑顔が優しく、愛が溢れ、雰囲気がとても温かです。
私も中国に両親がおりますが、この親子を見る度に遠く離れて暮らす両親に思いを馳せる日々です。